初心者必見のライティング講座!SEO効果の高い記事の作成方法

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目次
要約
- SEOに効く「良質な記事」の書き方について解説
- ユーザーニーズを満たすことだけを考え再検索キーワードの重要性を知る
- ユーザーがGoogleに送信しているクエリを元にしたデータで判断する
アップデートによる順位下落でアタフタしない
コアアルゴリズムアップデートや変動による順位下落の度に、「今回は何が悪かったのか?」、「どうすればもとの順位に戻るんだろう?」と困った経験はありませんか?
様々な解説サイトや情報を見ても、
【ユーザーのためにどんな事ができるかを今一度考えて、諦めずに良質なコンテンツを作っていきましょう!】
といった抽象的な答えばかりで、解決の糸口を掴めぬまま、頭を抱えることも多いと思います。
では、具体的にどのような記事を書いていけばよいかを解説していきます。
良質な記事ってなに?
この【良質な記事】という表現をよく目にしますが、いったい何なのでしょうか。
ズバリ、文章の美味い下手、良し悪しは、ほとんど関係ありません。
そして、量も関係ありません。
よく「どれくらいの文字数を書けばSEO対策に効果的ですか?」と質問される方がいますが、考えている方向性が少しズレています。
みなさんコンテンツというと、記事の上手さや量であると考えている方が大半ですが、そもそもそこが違います。
しかしながら、ワードサラダといった技法はNG。
自動生成コンテンツ、何を言っているのか不明なコンテンツ、どこからかのコピペだけで形成されたコンテンツは論外です。
また、暴力的な表現や公序良俗に反するキーワードは、報道機関等としてのE-A-Tを高める事でクリア出来る可能性はありますが、専門的なジャンルとなるので取り扱いは非常に難しいでしょう。
ユーザーニーズを満たすことだけを考える
Googleのいう良質な記事とは、「ユーザーニーズをいち早く満たせる記事」の事です。
ユーザーが検索エンジン問い合わせた疑問(クエリ)に対して、適切な回答を用意することが出来れば、プロが書いた綺麗な文章ではなくても問題はありません。
理屈まではご存知の方も多いかと思いますが、そもそも「適切な回答」とは具体的に何なのでしょうか?
また、誰が何を根拠に適切な記事であると判断しているのでしょうか?
これはGoogleが決めているのではなく、実は皆さん(検索ユーザー)がGoogleに送信しているクエリを元にしたデータで決定づけています。
ここまでの話でピンと来た方は、流石です。
「え?Googleの社員とかエンジニアが決めてるんじゃないの?」と思われている方は、続きをお読みください。
SXO (Search Experience Optimization)
ここからは一部SXOの領域にも入ってくるかと思います。
横文字ばかり出てきて嫌になってしまいますが、このSXOとは一般的にこのように考えられているようです。
SXOとは何か?徹底解説!
- ユーザーが検索したキーワードに対して正確で信頼性のある情報が提供出来ているか
- ユーザーが見やすく使いやすいデザインになっているか
しかしながら、SEOを中心として考えたSXOはもう少し深く掘り下げられるはずです。
上記のような捉え方はとても基本的なことで、正しいのですが、更にもっと先に重要な概念があると考えています。
ユーザー合わせるかGoogleに合わせるか
まず、UI/UXとSXOを分けて考えることから初めます。
この2つは混同されがちですが、正確にはUI/UXを高めようとする最適化の事をSXOと呼びます。
あくまでもこのSXOは、Googleに「このサイトはUI/UXに優れていますよ」と訴求する施策の事です。
ひねくれた言い方をすると、実際のユーザーに「わかりやすい」「使いやすい」と思わせたら順位が上がるわけではありません。
「訪問者に満足してもらえれば良い」と綺麗事を言うことも出来ますが、ユーザーに対するUI/UXの向上は大義名分で、判断しているのはGoogleのアルゴリズムです。
悲しいことに、現段階では本当にユーザーが求めているものを、まだGoogleは完璧に理解していない可能性があります。しかしながら、Googleなりの独自の考え方(アルゴリズム)に則った、ベストな判断を行おうとはしているのです。
では、Googleは「ユーザの求めている答え」をどのように分析しているのでしょうか?
それは、皆さんの行動データ化から、あくまでも推測で判断していると考えられます。
肝心なのは、このGoogleが「こうであろうな」と思い込んでいるデータを、私達が知るすべとなりますが、実はこれは結構簡単に調べられてしまいます。
検索結果から調べる
例えば、以下のように「よく目が合う」で検索してみましょう。
「なんでそんなクエリなの?」と突っ込みたくなるかもしれませんが、とてもわかりやすいサンプルとなります。
このクエリで検索する人は何を求めているのでしょうか?
ちなみに「よく目が合う」の月間検索数は、Googleだけでも、月間で最大1,600人もいるようです。
Googleは結構わかってる
人と人がコミニュケーションを取って相手に言葉で伝えればすぐにわかる事ですが、Googleのような機械からすると、まずユーザーの検索意図という難問を解かなければなりません。
所作といった「ふるまい」でGoogleに上位に表示されているサイトは、言葉や現象の意味を解説している【辞書・辞典系サイト】だったりすることが多いと思いますが、どうやらこのクエリの検索結果を見てみると、上位表示されているサイトはコラムやまとめ記事が多いようです。
要するに、この「よく目が合う」といったキーワードで検索したユーザーは、
【意味】2者間で視線と焦点が合うこと
【言い換え】目が合う ・ 目があう ・ 視線が合う ・ 視線がぶつかる ・ 視線を交わす ・ 見合う
【用法】猫とよく「目が合う」!
といった【言葉の意味を調べたいわけではない】という事を、Googleはわかっているようです。
なぜわかるのか?
これは皆さんの行う再検索をもとに、Googleが具体的なニーズを解析しているのです。
【よく目が合う】と検索した後に、辞書サイトにたどり着いてしまったユーザーは、「いやいや、意味を知りたいわけじゃない。飲み会とかで、よく目が合う子がいるんだけど、嫌われてるのかな?もしかしたら・・・好意を持ってくれてるのかも?」といった疑問を解決するべく検索しているわけです。
こう思ったユーザーは、納得のいく答えを得られなかったので、次に検索するフレーズとして「よく目が合う 嫌われてる」とか「よく目が合う 飲み会」といった、具体的な質問を検索クエリとして検索します。
この再検索されるクエリに対してGoogleは、検索結果を出すと同時に、「アァ、人間ハ、目ガ合ウ理由ヲ知リタイノカ」と認識するわけです。
これはGoogle検索結果の一番下で確認する事が出来ます。
再検索キーワード(LSIキーワード)の重要性
この該当部分には、スマートフォンであれば「関連キーワード」、パソコンであれば「他のキーワード」と記載されている箇所に並べられているキーワードのことです。
再検索キーワードとは、Googleにおいて検索したクエリの次に検索されたキーワードを優先順に並べられたキーワードの事を指し、別名でLSIキーワードとも呼ばれています。
1ページ目を見ても満足のいく結果が得られなかったユーザー向けの情報で、検索結果一覧の最後尾にキーワードが設置されている事からも察しが付くでしょう。
ちなみにこれはパソコンで検索した結果とスマートフォンで検索した結果で異なります。
MFIの観点からも、スマートフォン版の再検索キーワードを重要視したほうがよいでしょう。
更に、この再検索キーワードをクリックすると、その再検索キーワードにも再検索キーワードが存在することになります。
更にその再検索キーワードの再検索キーワード・・・と無制限で増えていく事になりますが、まずは再検索キーワードから派生する再検索キーワードまでの【10+(10×10)=110キーワード】を見ると、概ねユーザー(Googleの認識)が、どんなコンテンツを求めているか確認できます。
再検索キーワードの使い方やコンテンツへの落とし込み方は、以下で詳しく解説しています。
ちなみに「よく目が合う」の再検索一覧はこんな感じでした。
出現回数 | 出現キーワード |
3回出現 | 人とよく目が合う |
3回出現 | 店員 目が合う |
3回出現 | 目が合う そらさない 男性 |
3回出現 | 目が合う 真顔 |
3回出現 | 目が合うだけの関係 |
3回出現 | 話 した ことないけど 目が合う |
2回出現 | よく目が合う 女性 |
2回出現 | よく目が合う 学校 |
2回出現 | 振り向いたら目が合った |
2回出現 | 目が合う 女性 |
1回出現 | あからさまに避ける男 |
1回出現 | ふたり 見つめ合う目をそらさない |
1回出現 | ふと目が合う |
1回出現 | よく目が合う 中学生 |
1回出現 | よく目が合う 同性 |
1回出現 | よく目が合う 嫌われてる |
1回出現 | よく目が合う 飲み会 |
1回出現 | よく目が合う女性 |
1回出現 | 中学生 彼氏 目が合う |
1回出現 | 会話中 目をそらす女性 |
1回出現 | 会話中目をそらさない男性 |
1回出現 | 同時に 目が合う |
1回出現 | 好きな人と目が合った時の反応 |
1回出現 | 好きな人を見る目つき |
1回出現 | 好き避け 女性 職場 |
1回出現 | 好き避け 目を合わせない 男 |
1回出現 | 急に避ける男性心理 |
1回出現 | 振り向くと目が合う |
1回出現 | 毎朝すれ違う 目が合う |
1回出現 | 片思い 目が合う |
1回出現 | 男性の好き避け行動あるある |
1回出現 | 男性心理 目をそらす 下 |
1回出現 | 目 そらせ ない |
1回出現 | 目が合う 嬉しい |
1回出現 | 目が合う 慌てる |
1回出現 | 目が合う 男性 |
1回出現 | 目が合う 真顔 女性 |
1回出現 | 目が合う好き勘違い |
1回出現 | 目が合ったら そらさないのは好き じゃ ない |
1回出現 | 目が合ってもそらさない女性 心理 |
1回出現 | 目が合ってもそらさない女性心理 |
1回出現 | 知らない人とよく目が合う |
1回出現 | 職場 目が合う 男性 |
1回出現 | 通りすがり 目が合う |
1回出現 | 道行く 人 目が合う |
1回出現 | 遠くから目が合う そらさない男性 |
1回出現 | 遠くから目が合う男性心理 |
1回出現 | 電車 目が合う 男性 |
1回出現 | 飲み会 いつも隣に座る |
1回出現 | 飲み会 介抱 好意 |
1回出現 | 飲み会 好きな人 アピール |
1回出現 | 飲み会 脈なし |
1回出現 | 飲み会 見つめてくる |
1回出現 | 飲み会 隣 触れる |
1回出現 | 飲み会 隣に呼ぶ |
1回出現 | 飲み会 隣に移動してくる |
2回以上出現となっている再検索キーワードは、110パターンから派生した再検索キーワード内で複数回出現した重複する再検索キーワードになります。
つまり、いずれの再検索パターンにおいても【多くの人が最終的に行き着く再検索キーワードである】という事がわかり、特に強く答えを求められている質問という事になります。
もう、理解されたかと思いますが、この再検索キーワードに関する質問にすばやく回答できる記事が、Googleのいう「良質な記事」という事なのです。
ちなみに、この再検索キーワードを簡単に調査できるツールを開発しましたので、是非ご活用ください。
補足
補足となりますが、この再検索キーワードは、季節や世の中の動きにより、毎日のように変動しています。
常に最新のニーズをキャッチして、素早くその疑問に対する回答を用意できるかが、リアルタイム性の高いサイトという指標にもなるのです。
記事をリライトするタイミングを悩まれている方も多いと思いますが、この再検索キーワードの変化をもとに、リライトを行うサイクルを决めてみてもよいのではないでしょうか。
当サイトの運営者。
主にSEO、SXOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査、トピッククラスター構築ツール、競合キーワード調査、キーワード難易度調査ツール、検索ボリューム調査ツール、サジェストキーワード調査ツールの考案者であり開発者。詳しくはプロフィールをご覧ください。
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