トピッククラスターモデルとは?

トピッククラスターモデルとは

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概要note

  • トピック内同士のページで文脈的に紹介しあうことで、目的のコンテンツを見つけやすくする事を目的とした内部リンクを使ったフレームワークを指す
  • メイントピックに関連するサブトピックを結びつけることでグルーピングを行い、幅広く網羅的に表現するサイト構成を構築する手法
  • 幅広くトピックをカバーすることで、オーガニック検索で関連するテーマやカテゴリを無理なく網羅的に支配できる可能性を得ることができる

はじめに

SEO界隈においては、毎日のように様々な新しいテクニックや情報が飛び交っているかと思いますが、その中でも、いま最も話題となっているトピッククラスターモデルを紹介していきます。
今後、長期間に渡りSEOとして通用する概念となるかはわかりませんが、気になっている方も多くいるかと思いますので、早い段階で考え方や実現方法を身につけておきましょう。

HubSpotのコンセプト

トピッククラスターのコンセプトは、HubSpotの顧客獲得担当ディレクター兼SEOエキスパートであるMatthew Barby氏によって初めて提唱されました。
検索エンジンを利用するユーザーに優れた体験を提供することが、検索結果の上位に表示させるための非常に有効な手段である事を説いています。

トピッククラスターとは

トピッククラスターモデル図

トピッククラスターモデルとは、メイントピックとそれを補助するサブトピックの集まりのことで、最近注目されているメディアコンテンツの整理方法です。

メイントピックに関連するサブトピックを内部リンクでつなぐことで、サイト構造を整理するとともに、独立していた類似トピックをつなげ、ユーザやクローラーに対して、目的のページまで到達させやすい状態を目指します。

このページでは、メイントピックをピラーページ、サブトピックをクラスターページと呼びながら解説していきます。

ピラーページとは

ピラーページとは、サイト上で共通のトピックを持つ複数の記事ページを1つにしたまとめページのことです。
ブログであればカテゴリトップの目次ページに当たる部分になりますので、タイトルにはしっかりと獲得したいメインキーワードを入れましょう。
ピラーコンテンツとも呼ばれ、特定のトピックを包括的に解説した一覧ページで、一般的なページよりも網羅的なコンテンツとなる傾向があり、それに比例して情報量も多くなります。
また、次で解説するクラスターページへリンクをわかりやすく配置することで、ピラーページへ訪れたユーザーがトピックに関連する細かいニーズも解決できるように具体的な解説ページへ誘導を促す柱となるコンテンツがピラーページです。

クラスターページとは

クラスターページとは、クラスターコンテンツとも呼ばれ、特定のトピックに関連するニーズを細かく掘り下げたサブページの事を指します。
ブログで考えると、カテゴリにぶら下がる末端ページの役割を担うことになります。
ピラーページは柱という意味で、クラスターは枝や葉の部分にあたると考えればよいでしょう。
ピラーページが「スマートフォン おすすめ」であれば、クラスターページは「Apple iPhone」や「Google Pixel」となります。
これら個別のクラスターページは、ピラーページや他の関連性の高いクラスターページと内部リンクで相互に繋ながっている必要があります。

トピッククラスターモデルへの作成方法

では、具体的にトピッククラスターモデルの作り方を解説していきます。
新規にサイトを立ち上げる場合は、ここで解説する整理方法を構築段階から組み込んで進めていけば、比較的簡単に実現させることが可能です。
しかしながら、既存サイトを既にお持ちの方で、「既にバラバラになっているコンテンツを、これからまとめていこう」と考えられている方は、作業量が多く、トピッククラスターの導入は計画的に進めていく必要があります。
ここでは、既存サイトをどのように整理していくかを、「現状把握と準備」「調査と判別」「リンク除去とリンク再設定」に分けて、作業の流れを順番に説明していきます。

現状把握と準備

サイト全体の構成を再編成するとなると、既に公開されている記事を1つ1つ確認するところから始まります。
今ある個別記事の属性を振り分けていく必要があるので、まずは大枠となるトピックの分類から行っていくとよいでしょう。
分類例)「スマートフォン おすすめ」「全身脱毛」「人気の化粧品」等

トピックの分類が済んだら、次はピラーページとクラスターページの作成です。
前述で解説したように、ピラーページを1つ作ることになりますが、これはメインコンテンツとなる網羅的なまとめページになります。
ピラーページは新たに作るか、既存にある関連ページを1つ抜粋して、まとめページとして改修することでカテゴリトップの役割を担うことになります。
あまり広すぎるテーマで分類してしまうと、グループ属性にエッジが効かず、カテゴライズの概念が薄くなってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、詳細な情報はクラスターページに記載される事になるので、あくまでもピラーページは、クラスターページへの簡易的なハブになるといった考え方で作成します。

このように、既に特定のトピックで膨大な記事を有している場合は、トピッククラスター化に多くの作業が発生してしまう可能性もあるので、一先ずは展開している記事数の少ないグループを整理していくことをお勧めします。
また、トピッククラスターモデルの効果を検索結果上で実感できるようになるまでは、ある程度の時間がかかる点がデメリットとなりますが、一度に全てのグルーピング化を行うのではなく、順を追って効率よく進めていくことで結果的に負担も時間も減らすことができます。

ここではコンテンツを見直し、記事をトピックごとにグループ分けする方法を簡単に解説しました。

次は、ピラーページの選び方や重複コンテンツのチェック、キラーコンテンツを作成するにあたっての調査と判別方法を説明していきます。

キーワード戦略と注意事項

トピッククラスターモデルを成功させるには、特定トピックに関連する多くのニーズをユーザーに提供できているかを確認する必要があります。
トピックを決めたら、そのトピックに関するニーズをキーワードプランナー、再検索キーワード競合キーワードサジェストキーワードをといったロングテールキーワードを戦略的に調査した上で各記事を作成することが重要です。

ロングテールキーワードの概念と調べ方や選び方は、以下で解説しています。

また、トピッククラスターモデルのグルーピング方法やトピック毎の振り分け方は、具体例を用いて詳しく解説している下記のページが参考になります。

さて、トピッククラスターを組み上げる際、注意事項は以下の3つです。

  1. 重複コンテンツはないか?
  2. ピラーページはどこにあるか?
  3. キラーページはどれにするか?

カニバリ(重複)コンテンツはないか?

コンテンツは新たに作成することよりも、既存ページを削除したり、類似した情報を移動させたりする作業の方が数倍の労力が掛かります。
この部分を疎かにすると、Googleからは似たような低品質なページを大量に保有しているスパムサイトとみなされる危険性もあるので、ページのカニバリゼーションを起こさないように十分注意しつつ運用することが求められます。

例えば、特定のキーワードで検索した際に、自分のサイトのどのページがGoogleに表示されているかを確認します。
一般的な順位計測ツールでも良いですが、何日間か目視で監視を行い、URLのメモを取っておく方法もあるでしょう。
特定のキーワードにも関わらず、検索結果のランディングページが日によってコロコロと変わっているようであると、Googleは「どちらを評価していいかわからない」状態になっている可能性があります。

また、別の確認方法としては、site:コマンドを活用する手段です。
例)site:[自サイトのURL] [キーワード]

カニバリチェック方法

このように、siteコマンドを使う事で、指定したキーワードが強く認識されているページをドメイン内において優先順で閲覧することが可能です。

どこに何のコンテンツを設置していたかを忘れてしまっていたり、管理しきれていないようであれば、Googleを使って似たようなページを洗い出すことが出来るでしょう。

このように、いずれかの方法で類似ページを見つけ出し、該当ページのコンテンツが似たような内容になっていないかを確認した上で、必要であればページの削除等を行うようにしましょう。

ピラーページは適切に

柱となるピラーページが存在しない場合は、新たに作るか、既存ページをピラーページに昇格させるといった手段が考えられます。
ピラーページの存在意義は、ユーザーが特定のトピックについて抱いている強い疑問の答えを掲載しつつ、細かい疑問についてはクラスターページにリンクを使って導線を引く広範なコンテンツです。
ニッチなニーズはあまり掘り下げず、クラスターページに任せる必要があります。
これらの条件を満たす記事が既存にあるかどうかを確認して、見つかればそれを再利用してピラーページとして設置することができます。
該当するページが存在しない場合は、網羅的な新規ピラーページを作る必要があるでしょう。

キラーページを意識する

ニーズキーワードを調査して、必要なコンテンツの用意が出来たら、その中でも特にアクセス数や月間検索数の多いキーワードを見つけます。

そのキーワードに関する記事をキラーページと呼び、既にあればサイトを回遊したユーザーの落とし所としてピラーページからはもちろん、関連性によってはクラスターページからも導線をしっかりと設ける必要があります。

また、重要なコンテンツとなるので作り置きの放置はせず、常にそのキーワードで記事を検索でヒットさせられるように、キーワードプランナーや再検索キーワードや競合キーワードを使ってユーザーニーズをリアルタイムに発見し、ページのリアルタイム性を維持する対策が必要であることを覚えておいてください。

リンク除去とリンク再設定

前述したカニバリを防ぐ為に、重複したページの削除を行い、リンクも除去する必要があります。
また、重複はしていなくても、そもそもトピックとの関連性の低い内部リンクはピラーページおよびクラスターページから削除していくことが求められます。

すべての記事を目視で確認し、内部リンクを適切に修正します。
極力トピッククラスター内でのみ内部リンクを持ち、ピラーページを中心としたグルーピングを確固たるものにするためです。

これにより、そのトピック内のすべての記事とドメイン本来の価値が上昇する可能性があります。
最初はかなり面倒な作業となりますが、しっかりとルール化をすることで、最終的にはトピッククラスターモデルのルーチン化を目標として、労力を減らすことがゴールとなります。

トピッククラスターモデルの効果とメリット

トピッククラスターモデルを導入することにより得られるメリットは、要約記事となるピラーページからユーザーは欲しい情報を素早く得ることが可能となり、より具体的な話やピラーページで言及するに至らない話題を取り扱うクラスターページにもアクセスしやすくなる点です。
また、関連性の高いコンテンツの集合体がブロック要素としてサイトに適切な形で存在する事になるので、訪問者のみならず、検索エンジンにもフレンドリーな構造となるでしょう。
トピッククラスターモデルを採用できれば、より多くのユーザーが目的の情報にいち早く到達し、問題を解決できる可能性が高まります。
そのようなサイトであれば、検索エンジンであるGoogleからの評価が上がり、ユーザービリティも高まる為、トラフィックやコンバージョンの増加が見込めることでしょう。

まとめ

今話題のトピッククラスターモデルについて解説しました。
個人・企業を問わずSEO対策でさらに効果を高めるには、トピッククラスターモデルの導入をお勧めします。

しかしながら、既存サイトには簡単に導入が可能というわけではないので、大量の散らばった記事をまとめる作業から開始せざるを得なくなる場合もあります。

また、ピラーページにするべきか、クラスターページにするべきかといった、ページの選別で悩まれる方が多いので、このような疑問を解消するために便利なトピッククラスター構築ツールを開発しました。
新たにコンテンツを追加する際に、その話題やキーワードをピラーに組み込むべきか、クラスター化して別ページにするべきかの調査するツールです。

トピッククラスターの構造をしっかりと理解して、流れをルール化することができれば、ただ闇雲にコンテンツを乱立させる事は少なくなるかと思います。
折角作ったコンテンツをSEOに効果的でユーザーフレンドリーにするために、トピッククラスターモデルの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

当サイトの運営者。
主にSEO、SXOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査トピッククラスター構築ツール競合キーワード調査キーワード難易度調査ツール月間検索ボリューム調査ツールサジェストキーワード調査ツールの考案者であり開発者。詳しくはプロフィールをご覧ください。

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