被リンクを自分で増やす方法10選 | 柏崎剛SEO対策ドットコム

被リンクを自分で増やす方法10選

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要約

  • 訪問者に「参考なった」と思われるような、ユニーク且つ品質の高いコンテンツを公開する。
  • コンテンツの信頼性を担保するために、情報の発信元を明確にする。
  • 質の高い被リンクを得ることは、検索順位に好影響を与える。

【初心者向け解説】被リンクとは?

被リンクとは、他サイトから自分のウェブサイトへリンクを受けることを指します。
別の読み方としてバックリンク、または外部リンクと呼ばれることもあります。

被リンクを獲得することは、非常に有用なSEO対策の1つとされています。

被リンクを受けるメリットはさまざまですが、主な効果としては検索エンジン上で特定のクエリを検索した際、上位表示を獲得しやすくなることです。

*別記事の初心者でもわかる今さら聞けない被リンクとは?でも詳しく紹介しています。

被リンクはSEO対策に効果アリ

被リンクを増やすことは、数あるSEOの中でも比較的効果が高い施策と言えます。

代表的な検索エンジンのGoogleは「Googleが掲げる10の事実」において、「Google検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからである。」と公表しています。

つまり、サイトに掲載されている情報が優秀な他サイトで引用されること(被リンクをもらうこと)は、「有用な情報が存在しているであろう」とGoogleは判断するのです。例えるなら、”有識者が紹介する人物は、有識者である”といった表現が想像しやすいかと思います。

検索エンジンはコンテンツを解析しただけでは「優良であるか、否か」を判断しきれないため、被リンクの質や量は、コンテンツの価値を表す指標として使用されています。

Googleは検索順位を判断する際に、被リンクを非常に重要視していると言えるでしょう。

被リンクを自分で獲得する方法10選

ここからは、被リンクを自分で獲得する方法10選を紹介していきます。以下の方法を参考に、質の高い被リンク獲得を目指していきましょう。

①ニーズを満たすコンテンツを作成する

基本的にSEOに強いサイトを構築するには、ユーザーの疑問や悩みを解決させるコンテンツを作成することが必要です。そのためには、まずユーザーの抱えている問題を明確にし、それを的確に解決へ導く事が求められます。
ユーザーが抱えている課題に対して、適切な解答がアプローチできるようなコンテンツを用意することが出来れば、自然と魅力的なサイトであると高評価を得られます。

また、ターゲット層に沿ったコンテンツ作りも行えると、的確な解決策を提示する事ができるでしょう。
年齢や性別、職業といった細かい部分までしっかりとしたペルソナを設定して、文字の大きさやレイアウト、”テキスト情報をベースとするか”、”動画を多く利用するか”といった対象となるユーザーのニーズに沿ったコンテンツを用意し、ユーザー満足度をアップさせましょう。

②専門性に特化したコンテンツを作る

専門性に特化したコンテンツを作成するには、一次情報源であることが求められることから、他にないオリジナルの情報を発信することが、信頼性を高くする唯一の方法です。

他サイトで真似する事ができない希少な情報発信を行うことで、ユーザーにとって有益性の高い価値あるサイトを構築することが可能です。

③独自性の高いコンテンツを作成する

検索結果の上位に表示されているウェブサイトの真似するだけでは、独自性の高い情報であるとは言えません。コンテンツをそのまま移植してしまうと、Googleから”類似した記事である“とみなされてしまうため、独自性を持ったオリジナルの情報を掲載する必要があります。

他サイトには真似のできないノウハウを取り入れることで、差別化を図ることができるようになります。

④最新の情報を含むコンテンツを作成する

情報が溢れ、変化のスピードが非常に早くなった現代において、新鮮度の高いコンテンツは、注目を集めます。ユーザーの興味を惹き続けるには、最新のトレンド情報を常に発信していくことが求められるでしょう。

例えば最新の研究成果や、まだ国内に入ってきていない海外の情報を取り入れることで、競合との差別化が図れます。また、その分野における専門性を示すことで、他サイトからの引用されるきっかけも作り出すことができます。

また昨今では、どのサイトでもコンテンツ1つ1つに、公開日時や更新日時が記載されています。公開済みのコンテンツに古い内容が存在している場合は、最新の内容が反映されているかをチェックして、こまめにリライトを行いましょう。

⑤情報の発信元を明確にする

誰もが情報を発信できる世の中だからこそ、”情報発信者は一体誰なのか“明確にしておくと被リンクを得やすくなるでしょう。

“その分野に精通している専門家”であるということが明確であれば、発信している情報に信頼性が生まれやすく、情報の引用はされやすくなります。その一方で、得体の知れない発信者の情報には、信頼性は生まれにくく、被リンクを得ることは難しくなるでしょう。

まずはプロフィールページの内容を充実させて、記載したコンテンツには監修者をつけましょう。SNSなどを積極的に利用することでフォロワーを多く獲得し、発信元や掲載する情報に信頼性を持たせましょう。

⑥自身でまとめた調査データやアンケート結果を作る

オリジナルの調査データや、アンケート結果などを掲載することは、被リンクを得やすい施策となります。その記事自体が、他の情報の一次情報になりやすいからです。

情報を発信する上で、事実に基づく統計データなどをセットで公開することは、信頼感を得ることにつながります。
調査した方法や期間を明確にしつつ、グラフや図などを使用し、他のサイトやSNSに引用されやすいように整える事が大切です。

⑦寄稿を行う

寄稿とは、ある個人や組織が、自らの作品や記事を他のウェブサイト・雑誌・新聞などに提供することを指します。

寄稿先の情報媒体によっては、新たなユーザー層にアプローチする事が可能になります。
また、寄稿した情報と共に、自サイトへのリンクを獲得できる可能性も高まります。

知識や専門性に自信がある場合には、寄稿先を探してみても良いでしょう。

⑧サイトのレスポンシブ化や表示速度の高速化を行う

Webサイトをスマホでも見やすいようにHTMLをレスポンシブ化をしたり、表示速度を高速化させるといったユーザーとって見やすい環境に整えることも、被リンクを獲得する上で非常に重要です。参照するサイトがストレスなく閲覧できる状態であれば、引用する側も自信をもって紹介してくれるでしょう。

表示速度が遅くなるほど、ユーザーの直帰率は跳ね上がると言われています。
ページ閲覧の環境整備を行なっていない場合は、早急に取り組むことをお勧めいたします。

*別記事のMFIとサイトレスポンスの最適化でも詳しく紹介しています。

⑨シェアボタンを配置する

各ページにSNSへのシェアボタンが配置されていれば、訪れたユーザーのSNSへシェアする際に負担が軽減されるため、引用をしてもらえる期待値が上がります。
また、SNSを使ったシェアは直接的な被リンクに結びつくことが多いので、積極的に設置するように心がけましょう。
スムーズにシェアボタンを押してもらえるように、記事やコンテンツが始まる前のエリアよりも、ページの読み終りである後半に設置することが効果的です。

⑩SNSを活用する

SNSからの被リンクは、SEOに直接影響することはないと言われています。その理由は、SNSからのリンクにはnofollow属性がついているためです。nofollowとは、検索エンジンのクローラーにクロールさせない時などに使用する属性です。

*別記事のクローラー(GoogleBot)とその仕組みでも詳しく紹介しています。

しかし、サイテーションの効果は期待できます。サイテーションとは、サービス名などの固有名詞がネット上で引用されることを指します。発信元が特定可能な情報が拡散されることで、ユーザーの目に留まり、他所のブログやメディアで紹介されることになれば、被リンク獲得が実現します。

つまり、SNSからの被リンク獲得には効果はないが、間接的に影響を与えると言えます。

現在は検索エンジンもSNSのフォロワー数や発信した情報を評価しています。記事をSNS上で共有してくれた方に対しては、メッセージで感謝を伝えたり、補足した情報などを伝えたりするなど、コミュニケーションを積極的に取りにいきましょう。フォロワー数の増加につながったり、他のユーザーからの認知にも寄与します。

獲得した被リンクを無料で確認する方法

被リンクの獲得状況を知るために、無料のツールが利用できます。例えば、「Googleサーチコンソール」では、どんなサイトから被リンクを集めているかを確認することができます。

また、一覧に不自然なリンクがある場合は、Googleに「否認申請」ができるので都度確認しておきましょう。

Googleサーチコンソールで被リンクを確認する方法

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. ダッシュボード内の「リンク」をクリック
  3. 「上位のリンク元サイト」の「詳細」をクリック

以上のステップで、Googleサーチコンソールから被リンクを確認する事ができます。

また、リンクレポートでは、リンクの詳細情報を確認することができます。

  • 上位のリンクされているページ:自サイトのどのページが被リンクを得ているか
  • 上位のリンク元サイト:どのドメインから、被リンクを獲得している
  • 上位のリンク元テキスト:自サイトへのアンカーテキストはどんなもの
  • 上位のリンクされているページ:自サイトで内部リンクが集まっているページはどれか

これらを定期的に確認し、獲得した被リンクの質や量を把握しておきましょう。もし低品質な被リンクがある場合は、「リンク否認」を行うことを検討してみて下さい。
ただ、リンクの否認は、取り扱いが難しく、知識や経験を要するので、利用する場合は慎重に行う必要があります。

増やすべき「質の高い被リンク」とは?

被リンクを獲得することでSEO効果を期待することができますが、短期間に大量に獲得してしまうと、逆効果になってしまう場合があります。獲得を目指すべきは「質の高い被リンク」です。

どのようなリンクが質の高いリンクと言えるのかを次に解説していきます。

SEO効果が期待できる質が高い被リンク「ナチュラルリンク」

SEO効果がもっとも期待できる被リンクは「ナチュラルリンク」です。ナチュラルリンクとは、自然に貼られたリンクのことを指します。「オーガニックリンク」や「自然リンク」と呼ばれることもあります。

サイトのコンテンツに価値があると感じられたときや、情報の参考ソースとして、リンクが張られたものです。自作自演で相互リンクに貼られたリンク、売買した形跡があるリンクは、ナチュラルリンクとは言えません。

ナチュラルリンクの特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 情報を参照したサイトと関連性の高いリンク
  • オリジナルで質の高いサイトからのリンク
  • アンカーテキストや紹介方法が自然なリンク
  • 運用歴、ドメインパワーの高いサイトからのリンク

被リンクは、できる限りナチュラルリンクを獲得するようにしましょう。

意味がない?「質の低いリンク」とは

Googleが行った2011年の「パンダアップデート」や2016年の「ペンギンアップデート」で、「質の低い被リンク」を獲得しているサイトは、大きく順位の評価が下がりました。

質の低い被リンクを獲得すると、SEOの効果は限定的で、最悪の場合はGoogleから不正に検索順位を上げようとしていると判断され、サイトがペナルティを負ってしまう危険性があります。

一体「質の低いリンク」とはどのようなものでしょうか?一般的に以下のような特徴が挙げられます。

  • 見えづらく隠されたリンク
  • 自動生成ツールで作成されたリンク
  • コピーコンテンツからのリンク
  • 記述が不自然なアンカーリンク
  • 関連性がないリンク
  • 購入された被リンク

例を挙げればきりがありませんが、まとめるとスパムサイトからのリンクや、不自然なリンクは質が低いと言えるでしょう。Googleなどの検索エンジンから、ペナルティと判断されるリスクがあります。

まとめ

被リンクを得ることは、SEO対策に取り組む上で非常に重要な要素の一つです。検索順位アップを狙うのであれば、被リンク獲得に向けての活動は避けては通れません。

それだけ順位決定の指標として重要であるということもあり、Googleは、被リンクに関して詳細なガイドラインを設けています。数あるSEO対策の中でも、被リンクを獲得すること非常に効果の高い施策となります。被リンクを自分で獲得する方法10選を参考にして、被リンクによるSEO効果を最大限に高めましょう。

概要ページ

このページは、”被リンクを増せばSEOに効果あり!良質な被リンクとは?“に関連する記事です。

柏崎剛

この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEO、SXOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査トピッククラスター構築ツール共起語調査ツール競合キーワード調査ツールキーワード候補調査ツール検索ボリューム調査ツール見出し抽出ツールサジェストキーワード調査ツールMEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。

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