転送処理の種類と使い方を理解する

リダイレクト転送処理

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要約

  • 30X系のリダイレクト処理について解説
  • 転送の種類、コンテンツの移動、想定外のページへのアクセスに対する正規化
  • 重複コンテンツの整理やカニバリゼーションの解消法

転送の種類

サイトの引っ越し、コンテンツの移動、重複ページの集約、想定外のページへのアクセスに対する正規化。
様々なところでリダイレクト(転送処理)が施されますが、この転送をうまく使い分けられていますでしょうか。

一言で転送といっても、様々なステータスコードがあります。
皆さんは301(Moved Permanently)を使用しますか?302(Found)でしょうか?
あまり使われないのですが、303(See Other) / 307(Temporary Redirect) / 308(Permanent Redirect)といった転送方法もあります。

EDWINのデニムのような番号ですが、HTTPにおけるレスポンスは、すべてこのステータスコードで成り立っています。
リダイレクト以外のコードには、403(Forbidden)、404(Not Found)、500(Internal Server Error)といったお馴染みのステータスも存在しており、主要ステータスの数は50種類以上存在します。

今回はSEO対策と非常に関連性の高い、30x系のリダイレクト処理にスポットライトを当ててお話したいと思います。

ステータスコードを詳しく知りたい方は、mozilla.orgの解説がわかりやすいと思います。

で、実際はなにをどう使えばいいの?

少し詳しい人であれば、301使っておけばOKなんだろうといった意見が多いと思います。

コンテンツが多くなり、重複した内容の整理やカニバリの正規化、ディレクトリ設計の見直しの際は、この301転送を使えば概ね問題はありません

カニバリゼーション(重複コンテンツ)については、以下で詳しく解説しています。

また、正しいコンテンツの設置方法やディレクトリ設計は、以下で解説しています。

さて、301はPermanent Redirect(恒久的な転送)なので、元のURLに戻す事が想定されない場合に使用します。
何らかの事情により、一時的にページを移動させるだけの場合には使用しません。

取り扱いにおける注意事項

しかしながら、以下の2点だけは注意しておきましょう

①301を明記していない

WEBサーバで転送を行う場合は、ほとんどのサイト運営者が.htaccessで転送設定を行うと思います。
サーバ管理者の方であれば、httpd.confを直接編集
するような方もいるかもしれませんが、どちらも転送の際は、

RewriteEngine on
RewriteRule ^old.html$ http://www.example.com/new.html [L,R=301] 

というように記述してください。
転送には様々な書き方があり、ステータスコードを表記しない転送記述もありますが、Rだけだと302になってしまうの場合があるので、しっかりとR=301と明記する事がポイントです。

もちろん一時的な仮設置を目的とした転送である場合は、302(Found)が適切ですが、私の経験上、あまり使用することはありません。

②サーチコンソールの設定

ドメイン単位での引っ越しをする際は、.htaccesssによる301転送を行っただけではGoogleへの訴求として不十分です。
意外と知られていないのですが、サーチコンソールの「設定 > アドレス変更」で、Googleに現状のサイトを新しいドメインに移行したことを通知することが可能です。

設定画面

サーチコンソール上には引越し元のドメインおよび引越し先のドメインの両方が登録されている必要があり、アドレスの変更を行いたい場合は、引越し元のドメインにある【アドレスの変更】から、プルダウンメニューで【引越し先ドメイン】を選択して【検証して更新】ボタンを押します。

適切に301転送が設定されていれば、移行中というステータスになるはずです。

注意するべきところは、引越し元ドメインのどのURLにアクセスしても、引越し先ドメインのどこかに着地するように設定する点です。
引越し元ページから引越し先ページに1つ1つ301リダイレクトを施すことが理想ですが、リニューアルも伴っている場合は、同一のサイト構造であるとは一概に言い切れません。
引越し先ドメインが404(Not Found)になってしまうようなページは、旧ページに近い内容のページか、ドメイントップに転送しておけば、とりあえず大丈夫でしょう。
この設定を取りこぼしてしまうと、引越し元ドメインのキャッシュがGoogleに残ってしまうので、流入確保における損失を被ってしまいます。

アドレス変更

Googleアドレス変更ツールは、以下に詳しく利用方法が記載されています。

いつまで301転送すればよい?

正常に設定を完了させることが出来れば、180日経過すると自動的に表示が消えて、無関係なサイトとして独立していきますが、180日の間はキャンセルも可能です。
少なくとも、Googleから完全に引っ越し先として認めてもらうには、登録から半年は掛かるといった認識で良いと思います。

エラーページをむやみに転送しない

サイトを運営している方であれば、掲載していた商品やサービスページを削除すると、当然のことながら404(Not Found)となったり、システムやサーバの不具合でエラーが出ると500(Internal Server Error)となるように、正常ではないステータスコードが返されるといった経験があると思います。
その際、サイト内リンクを修正するのが面倒であったり、外から被リンクを受けていたり、Googleにインデクスされているページであったりすると、ユーザの取りこぼし防ぎたいあまりに全てのエラーページを既存ページにリダイレクトする方がいるようですが、これはあまりお勧めできません。

404はNotFound、つまり存在していないページにデッドリンクを貼っている事が問題で、内部リンクをしっかりと見直すことが適切な処理です。

また、ドメイン外から貼られている被リンクは、リンク元の修正を行えないといった事が起こりますが、この場合は404ページにサイト内の内部リンクを付けカスタム404ページを作成して、ユーザーの回遊を促し、直帰を防ぐといった手段が有効であると思います。

Googleにインデクスされているページであっても、クローラーは404ページを発見した場合、何度かクローリングした後に、存在しないと判断します。
いずれ検索結果に表示されなくなるので、これも心配する必要はありません。

予期しないエラーページに関しては、本来そのエラーを取り除くことに注力することが先決です。
無理にリンクのパワーを特定のページに集めたり、取りこぼしを回避するような処理を行うと、Googlebotに余計な負荷をかけると同時に、混乱させる事にもなるので、順位に悪影響が出てしまう可能性があると考えられます。

まとめ

この301リダイレクトは何かと間違った使用方法や悪用をされる事が多く、一歩間違えると正当な評価を受けられないどころか、ペナルティを受けるといった取り返しのつかない事態も招くので、どうしても転送処理や引っ越しをしなければならない時のみに利用する事をお勧めします。

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