中古ドメインのメリットとデメリットとは | SEO対策ドットコム

中古ドメインのメリットとデメリットとは

公開日: 更新日:

要約:

  • 中古ドメインには、すでに多くの被リンクを獲得している可能性があります。
  • 運用期間が長かった中古ドメインは、その歴史や信頼性が引き継がれることになります。
  • 中古ドメインは、既に他の人が使用していたドメインであるため、それまでに残した悪質なコンテンツやマイナス要素が残されている可能性があります。

関連記事

このページは、”中古ドメインはSEO効果あり!当たりドメインの選び方とは?“に関連する記事です。

はじめに

中古ドメインとは、第三者が過去に所有していたドメインで、その所有者がドメイン名を使用しなくなった後に再度販売されるドメインのことを指します。このような中古ドメインを購入・利用することには、メリットとデメリットがあります。

中古ドメインとは?そのメリットとSEO効果

最初のメリットとしては、人気のあるドメインが手に入る可能性があることです。
一般的に、新しくドメインを取得する場合は、短いドメインや人気のあるキーワードが含まれるドメインは、すでに他社や企業に保有されていることが多く、新たに取得することが難しいでしょう。
しかし中古ドメインの場合は、そういった既に取得済みの人気のあるドメインが使用されなくなったことで、再度販売・取得可能になる
ことがあります。

また、中古ドメインを購入することにより、すでにブランド力や信頼性があるドメインを利用することが可能になります。
例えば、業界で有名な”とある企業”が使用していたドメインが中古ドメインとして販売される場合、同じような企業名やサービス名を持つ所有者として、即時にブランド力や信頼性を獲得することができます。

さらに、中古ドメインを取得することで、そのドメインが保持する検索エンジンのランキングや、被リンク、アクセス解析データを引き継ぐことができます。

これら継承されるドメインのポテンシャルを、俗に”ドメインパワー”を呼びますが、このドメインパワーの量によって検索順位の優劣が左右されると言われています。

ただし、中古ドメインの利用はSEO対策の1つに過ぎず、その他の施策においても適切に行うことが大切です。

中古ドメインのデメリットとは?失敗しない取得方法

中古ドメインの取得には、いくつかのデメリットがあります。

まず、そのドメインを使用していたウェブサイトが過去にスパム行為や不正な行為を行っていた可能性がある点です。
このような中古ドメインを利用してしまうと、負の力も引き継いでしまうことから、検索エンジンからスパムサイトとして認識され、検索順位が思うように上がらなかったり、最悪の場合はペナルティとして排除されてしまう場合があります。

そのため、中古ドメインの取得・購入で失敗しないためには、そのドメインの歴史や保持していたデータをよく確認することが求められます。

また、中古ドメインを取得する前に、そのドメインを購入する理由を明確にすることも重要です。
その中古ドメインを手に入れることで、どのようなメリットが得られるのか、どのようなドメインパワーが継承されるのか、将来的にウェブサイトをどのように運営していくつもり
か、といった点を明確にしておくことで、中古ドメインの取得に失敗しないようにすることができます。

アフィリエイトサイトに使用する中古ドメインの選び方

アフィリエイトサイトを運営する際も同様に、中古ドメインを使用することでドメインパワーを引き継げるというメリットがあります。

また、中古ドメインを使用することで、そのドメインが保持する検索エンジンのランキングやリンク、アクセス解析データを引き継ぐことができます。
これらの要素は、SEOの効果を高めるための重要な要素あり、アフィリエイトサイトの運営において大きな影響を与えると言えます。

さらに、中古ドメインを選ぶ際には、そのドメインを使用していたウェブサイトが取り扱っていた内容やキーワードを確認することがポイントです。
アフィリエイトサイトを運営する際には、そのサイトが取り扱う内容にマッチするキーワードが含まれる中古ドメインを選ぶことで、コンテンツの親和性を高めます。

また、中古ドメインの名称にキーワードや該当ジャンル、事業者名などが入っているかを確認することで、過去に取り扱っていた内容がおおよそわかるため、サイト運営において大きな問題が発生することを回避できる確率が高まります。

ペナルティーを受けていない中古ドメインの見分け方

ペナルティとは

検索エンジンは、ウェブサイトやドメインを評価する際に、そのドメインが過去に持っていた内容や評判を考慮します。

過去に悪い評判を持っていた場合や違法な内容が掲載されていた場合、検索順位を上昇させないように動く仕組みを”ペナルティ”と言います。

ペナルティを回避する方法

中古ドメインのペナルティを回避するためには、中古ドメインを購入する前に、そのドメインが過去に所有していたコンテンツ内容や外部からの評判を確認することです。

また、中古ドメインを購入した後も、信頼性や権威性を高めるような改善を行うことで、ペナルティからサイトを守ることができます。

そのドメインが過去に所有していたコンテンツを調べる方法として、「Wayback Machine」というサイトの利用が挙げられます。

「Wayback Machine」とは、インターネットアーカイブの一つで、過去に構築されていたウェブサイトの履歴を保存しているサイトです。

また、所有者の不在期間の長さによっても状況は異なりますが、Googleの「Site:」コマンドを使ってドメインを調べた際に、キャッシュが残っている場合は、サイト全体の一致ペナルティを受けているリスクが少ないと言えるでしょう。

まとめ

中古ドメインを利用することで、そのドメインが持つ過去の評価や信頼を引き継ぐことができます。

これはSEO対策において有効に作用することもありますが、一方で負の評価も同時に引き継いでしまうデメリットがあるということも理解しておく必要があります。

中古ドメインの利用で失敗しないためには、そのドメインが過去にどのように運用されていたか、ペナルティなどを受けていないかを確認することがポイントということがわかりました。
効果を最大限に引き出すために、目的にあった中古ドメインを取得できるよう慎重に吟味しましょう。

 

柏崎剛

この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEO、SXOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査トピッククラスター構築ツール共起語調査ツール競合キーワード調査ツールキーワード難易度調査ツール検索ボリューム調査ツールサジェストキーワード調査ツールMEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。

記事が気に入ったらシェアをお願いします!