AMP導入のSEO効果

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AMPの基礎知識

AMPとは何でしょうか?既に「名前くらいは聞いた事あるよ」といった方も多いと思いますが、Googleは以下のようにAMPを紹介しています。

AMP は、ユーザー ファーストのウェブサイト、ストーリー、メール、広告を簡単に作成することができるウェブ コンポーネント フレームワークです。 Google検索での AMP について

原文を日本語に直訳しただけかと思うような、なんとも不親切な説明の仕方です。
つまり、ざっくりと説明すると、WEBサイト全般を高速化する手段です。

AMPはGoogleとTwitterが共同で開発したフレームワークで、最近では大手サイトを中心にチラホラと導入されているのを見かけます。

サイトにAMPが正常に組み込まれると、「検索結果にカミナリのマークが付く」とか「リスティング、ディスプレイ広告にも対応している」といったSEOとは関連性の低い話題は別の機会に取り上げたいと思いますが、皆さんがこの記事を読み進める前に、そもそもAMPはSEOに効果があるか否かを先に解説したいと思います。

AMPってそんなに急ぎで必要なの?

結論から申しますと、いち早く導入するべきです。

「Googleが開発してるんだから、そりゃ~導入してくれたサイトには、嬉しくて高評価にしちゃうかもしれないよね。」といった意見もあります。
(確かにそういった考え方も一理あると思いますが・・・)

しかしながら、「AMPにしたからSEOに影響があるんだ」というような直接的な因果関係は無さそうですが、以下のような相関関係があると考えられます。

ユーザーファースト(first)はユーザーファスト(fast)

そもそもAMP導入の目的としては、引用にあったように「ユーザーファースト」を実現することにあります。
やたら横文字を使いやがってウザいですが、ユーザーファーストとは、 訪問者第一主義、訪問者優先主義という意味です。
そんな事はわかっているのと思いますが、具体的に何の事を言っているのかというと、ズバリ「サイトレスポンススピード」です。

ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
2018年1月18日木曜日 Google ウェブマスター向け公式ブログ

テクニックや技術ばかりにこだわり、比較的改善難易度が低いサイトレスポンススピードに関しては、意外と真剣に考えている人が少ないと私は思います。

極端にいうと、やれ「パンダだゴリラだペンギンだ!コアアルゴリズムアップデートが入った~!」とか、そんな事はどうでも良いのです。
どちらかというと、これらアップデートは、Googleが実験やテストを行っている事が多いので、一喜一憂しているとすぐにアップデートが入って、また評価指標が変わる・・・といったサイクルを幾度となく経験する事になります。

定期的に訪れる順位変動に振り回される前に、不変的な改善箇所から潰していくべきなのです。

さて、サイトレスポンス速度の改善がいかに重要かを、Googleが自らわかりやすいデータで公表しています。

This article has been updated with new data. It was originally published in February 2017.Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

レスポンス速度が1秒から3秒に落ちると、ユーザの直帰率が32%上昇する。
1秒から5秒に落ちると、90%上昇する。
1秒から6秒に落ちると、106%上昇する。
1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%するんですって。

SEO対策だけの話ではなく、どれだけ集客をしても、サイトのレスポンスが遅い場合は、ユーザは離脱してしまうので意味がなくなります。
ザルで水をすくっているのと同じです。

AMPのメリット

AMPページ導入はレスポンス速度を4倍上昇させると言われています。
厳密にいうと、シンプル且つ制限されたコードで記述しなければならないので、データ量そのものが軽くなる点、更にAMPページはGoogleのサーバにキャッシュされるので、貧弱なサーバではなく、天下のGoogle様直轄のサーバからレスポンスを返してもらえるという点でメリットがあります。

AMPのデメリット

では、デメリットはなにか。様々な問題が存在しますが、大きくは以下の2点。

  • 通常ページの他、AMPページを作るのが手間になる
    • ※HTMLとハイブリットのワンソース型でも都度調整が必要になる
  • Googleにキャッシュされる事はメリットだが、リアルタイムの情報を訴求できなくなる

大したデメリットはない

しかしながら、WPで作られているようであれば、便利なAMPプラグインも存在していたり、コード自体はそれほど複雑ではないので、シンプルなページを前提とすれば多少のプログラムで置換処理出来てしまいます。
また、Googleキャッシュで実体サーバと情報のタイムラグが発生してしまう問題も、実態サイトにアクセスする導線を用意しておけば、最新の情報を見ることが可能で、AMP化によりレスポンス速度が改善されたサイトは、Googleからの評価があがる事でクロール頻度上昇や順位上昇が見込める等、足し引きしてもプラスメリットがあると考えられます。

まとめ

まずはAMPが導入されているサイトを色々と見てみる事から始めると良いです。

AMP Validator 提供元: https://validator.ampproject.org AMP Validator

上記のようなGoogle Chromeブラウザのプラグインを入れておけば、サイトにアクセスする事でそのページがAMPされているか一目で知る事が可能です。
もちろんおなじみのスピードインサイトAMP TESTといったGoogleツールを使っても、(一手間は掛かりますが)詳細情報を含めて確認することが出来ます。
思いの外、AMPが導入されているサイトが多いことに驚くでしょう。

また、AMPだけではなく、WebPやPWAといった複数の軽量化対策を行う事で、相乗効果を得られます。

つまり、AMPを導入しているサイトの順位が直接的に上昇するわけではなく、AMPを始めとした様々な方法でレスポンス速度の改善を図ったことによる、ユーザーの回遊率アップや離脱防止、クローラービリティの向上が起因となり、結果的にGoogleの評価に繋がるのではないかと考えられます。

当サイトの運営者。
主にSEO、SXO、Googleの考え方について、現場での経験をもとに、どのように対策を行えば良いかを具体的に解説できるよう努めています。詳しくはプロフィールをご覧ください。

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