ページ単位のアクセシビリティ
情報にアクセスするまでのスピードを素早く
昨今ではYoutubeを始めとした、面白く、タメになるところだけを抜粋した動画アプリ等が流行っています。
見たいところにだけに照準を絞れる動画コンテンツが流行っているということは、世の中が素早く必要なところだけを知りたいといったニーズが高まっているという背景があると考えられます。
Googleの目的
彼らは創設当初から一貫して「ユーザニーズを素早く満たす」ということに重きを置いています。つまり、勘違いされがちですが「良質なコンテンツ」とは、情報量ではなく、いかに訪問者に対してスピーディに問題解決を促せるかを考えることが重要となります。
Passage Indexing
Passage Indexingが徐々に導入されてきていますが、これも上記ユーザーニーズを素早く満たすためのGoogle施策の1つです。
あくまでもGoogleは、問い合わせクエリに対しては、ページ単位の総合的な内容で良し悪しを判断していると考えられますが、Passage Indexingは最も適切な箇所(一部分)をしっかり認識していきたいといった声明であると捉えることが出来ます。
そこでサイト運営者側としては、動画コンテンツであればシークバーがあるように、ページ単位では、どのようにして求められている箇所に最短でアクセスさせることが出来るかを考えなければなりません。
目次機能
実にシンプルですが、これは目次機能と見出しの組み合わせで解決することが出来ます。
これは当サイトの「プロフィール」から抜粋した目次です。
ちなみに、Googleで「柏崎剛の掲載書籍雑誌」と検索してみると、以下のような検索結果が表示されます。
情報の掲載された書籍の部分が内部アンカーテキストリンクでハイライトしており、Googleはプロフィールページの冒頭から誘導するのではなく、該当箇所へピンポイントに誘導させるような検索結果を出してきます。
このように、大きなテーマがあり、複数の区画で構成せざるを得ないページであっても、詳しく知りたい項目を1つ1つ細分化し、h2やh3といった見出しを作る事によってブロック化する事ができます。
更にページの冒頭箇所に、ブロック化した項目に対しての目次を設置することで、アクセシビリティが向上します。
ユーザニーズをいち早く解決させるための導線を用意することで、検索エンジンの本来の目的も並行して叶えてやる事が出来るのです。
まとめ
Googleはページ単位だけではなく、その中身を見て適切な箇所を抜粋するような仕組みに力を入れてきています。
これは今後スマートスピーカーによるVSO(音声検索最適化)でも注目される考え方でしょう。
一人あたりの情報収集に対する時間効率が、この数年で何倍にも高まってきています。
より細分化された詳しい「一節・一くだり」の需要が高まっており、これからもこの流れは加速すると考えられます。
当サイトの運営者。
主にSEO、SXO、Googleの考え方について、現場での経験をもとに、どのように対策を行えば良いかを具体的に解説できるよう努めています。詳しくはプロフィールをご覧ください。
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